よく使う分詞構文
分詞構文とはなにか
現在分詞(doing)や過去分詞(done)が、そのもととなる動詞の意味にプラスして接続詞の意味(理由、時、条件、譲歩、付帯状況)をもち、全体として副詞句として使われることがあります。これを、分詞構文といいます。分詞構文を使うと、(英語に慣れた人にとっては)文章が簡潔になって流れがよいという効果があるようです。
- Walking along the street, I met an old friend of mine.(道沿いに歩いていると旧友と出会った)
- Born in America, he is proficient in English(アメリカで生まれたので彼は英語が上手だ)
ただし、分詞構文は
- 接続詞を明示しないため意味があいまいになること
- 文語体であり会話ではふつう使われないこと
から、基本的には普通の日本人が普通の英語を書く際には使わないほうがよいでしょう。スピーチ原稿や論文などを書かなければいけないほど、英語が上達してから使うのがよいでしょう。
分詞構文の使い所
ただし、付帯状況(~しながら)と慣用表現に関しては、よく使われ通りもよいため、むしろ積極的に使って行ったほうがよいです。
付帯状況を表す分詞構文
- She was standing by the school gate looking at him.(彼のことを見つめながら彼女は校門のそばに立っていた)
分詞の意味上の主語が、主節の主語と異なる場合、分詞の主語を書いて一つの節のように書くことができます。これを独立分詞構文といいます。特に、付帯状況を表す独立分詞構文では、with を付けた形を取ることが多いです。
- She sat on the chair, her legs crossed.(彼女は足を組んですわっていた)
- She sat on the chair with her legs crossed.(彼女は足を組んですわっていた)
慣用表現として使われる分詞構文
- according to~(~によれば)
- considering~(~の割には)
- concerning~(~に関して言えば)
- frankly speaking(率直に言えば)
- strictly speaking(厳密に言えば)
- roughly speaking(おおざっぱに言えば)
- generally speaking(一般的に言えば)
- judging from~(~から判断すれば)
- talking of~(~と言えば)
- speaking of~(~と言えば)
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”よく使う分詞構文”の添削例-
2015年10月13日 に添削された答案彼はたまに音楽を聴きながら勉強している。 He studies with sometimes listening to music.文の主幹になるのは、「彼はたまに勉強する」として、「音楽を聴きながら」は分詞講文で表現します。
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2015年9月10日 に添削された答案今度の月曜日、天気がよかったら横浜(Yokohama)に買い物に行きませんか。 Weather permitting next Monday, shall we go shopping in Yokohama?Weather permitting は独立分詞構文で、慣用的に使われていますから、 next Monday は主節に持っていったほうがよいです。
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2015年7月6日 に添削された答案彼と会ったとき、私はとても怒っていた。 Meeting him, I was so angry.この場合分詞構文を使うと意味が明確になりません。彼に会いながら怒っていた、または彼に会ったから怒った、のように捉えられます。彼は怒った原因ではなく、私が怒っていた時に彼に会ったので、When I met him と使うのが適切でしょう。分詞構文は文語的でネイティブではない人が使うと意味が曖昧になりがちですので、付帯状況を表す表現以外は別の表現をしたほうが明確になります。
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2015年5月20日 に添削された答案他のみんなが話をしている時に、腕を組んでじっと黙っていたじゃないか。 You just remained silent while holding your arms when everyone else was speaking.hold は「握る」「保つ」という意味です。腕や脚を組む場合は fold を使います。 with+名詞+補語の形で付帯状況を表すことができます。with your legs crossed , with tears in your eyes
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2015年1月11日 に添削された答案他のみんなが話をしている時に、腕を組んでじっと黙っていたじゃないか。 When other people were talking, you were silent with cross your arms, weren't you?with 〜 の部分は、with <対象物><...ing または ..ed > の形にしましょう。...ing になるかどうかは、その前に書く名詞との組み合わせで変わってきます。今回は your arms ですから、crossed になります(arms を主語して文を書くことを想像してみましょう。腕は、自分で cross することはできませんから、受動態 crossed になりますよね)。
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2014年12月5日 に添削された答案彼女はそのニュースを聞いて泣きたい気分になった。 She felt like crying hearing the news.分詞構文を使って「〜の時」という場合、物事が起きた順番に文章を書いていきます。ここでは先にニュースを聞き、それから悲しくなったので、Hearing the news を先に書きましょう。
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2014年12月2日 に添削された答案他のみんなが話をしている時に、腕を組んでじっと黙っていたじゃないか。 You were being quiet when the others were talking.「腕を組んで」を訳出しましょう。with + 物 + 状態を表す表現(動詞の分詞形など) という形を使い、with your arms crossed とすると良いです(この with は「付帯状況のwith」と呼ばれます)。腕=「組まれる」という受身の関係が成り立ちますので、動詞は過去分詞 crossed を用います。
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2014年11月24日 に添削された答案バスを待っている間に、雪が降りだした。 While waiting for the bus, it started to snow.While I was waiting for the bus としましょう。分詞構文を用いる場合、後の文と同じ主語の場合のみ省略できます。I と it は同じではありませんから、省略するのは NG です。
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2014年11月24日 に添削された答案私が家に着くとすぐに、電話が鳴り始めた。 On arriving home, the telephone started to ring.言えば意味は通じますが、文法的に正確を期するなら On my arriving home とすべきでしょう。分詞構文の中で主語にあたる部分(この場合 my)を省略する場合、主節(この場合は the telephone ...)の主語と同じだと見なされてしまいます。
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2014年11月18日 に添削された答案他のみんなが話をしている時に、腕を組んでじっと黙っていたじゃないか。 You were silent while crossing your arms when other people were talking.while ... は「〜している間」という意味で、必ずしも「〜を ...した状態で」という意味を表すことができません。また while という時を表す接続詞を使ってしまうと、同じ文で when を使っていますので、文として伝えたい意味の解釈が難しくなります。You .... と when ... の2部分に分かれる構成にし、腕組みに言及した部分は with <物><状態> で「〜を...した状態で」という表現を使って組み合わせてみましょう。
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