shall の使い方

shall には未来時制としての使い方のほか、以下のような用法があります。全般的に shall は《米》ではほとんど使われず、《英》でも現在はあまり用いられていません

話し手の意志

  1. 1人称主語の場合

    • I shall have my own share.(私は是が非でも思うようにやってみるつもりだ)
    • I shall never forgive him.(彼のことは絶対許してやらない)
    • I shan't (=shall not) be long.(そんなに遅くなりません)
  2. 2人称、3人称主語の場合

    • You shall have this award.(この賞をあげよう)
    • He shall contact you.(彼に連絡させます)

相手の意志を確かめる

  1. 申し出

    • Shall I call a taxi for you?(タクシーをお呼びしましょうか)
  2. 提案

    • "What shall we do for the vacation?" "Shall we invite some friends over?"(「こんどの休暇に何をしようか」「友達を招待しようよ!」)
    • Shall I make you some coffee?(コーヒーを作りましょうか?)
    • What shall I do next?(次は何をしましょうか?)

命令・禁止

  • You shall love your neighbor.(汝隣人を愛せよ)
  • You shall not kill.(汝殺すなかれ)

約束・予言・規定

法律・規則などの堅い指示文や古い文書で見られる、文語的な形。口語ではほとんど使われない。

  • Ask, and it shall be given you.(求めよ、さらば与えられん)
  • You shall hear from me soon.(追って沙汰を待て)
  • All students shall enroll in classes.(全学生は必ず授業に出席すべし)
  • All payments shall be made in cash or with a credit card.(すべての支払いは現金またはクレジットカードで行われるものとする)

反語的な使い方

  • Who shall foresee the future?(誰に未来が予見できようか)

should の使い方

義務・必要

  1. 「~すべきである」

    ought to に比べて意味が弱い

    • You should bear this in mind.(あなたはこのことを心に銘記しておくべきだ)
    • We shouldn't make a riot in class, should we?(教室では騒音を立ててはだめでしょう)
  2. 義務を表す〈should have +過去分詞〉

    過去の出来事について言及し、「~するべきだったのに(しなかった)」という意味を表す。

    • The government should have taken more consideration on this matter.(政府はこの件についてはもっと配慮をすべきだったのに)
    • You shouldn't have given him a second chance.(あなたは彼に2度めのチャンスを与えるべきではなかった)

推量・当然

  1. 「当然~であるはずだ」

    • Since he was born in 1927, he should remember the Second World War quite well.(彼は1927年生まれだから、第二次世界大戦のことをよく覚えているはずだ)
    • This plan should work according to our calculations.(この計画は我々の計算通りにいくはずだ)
  2. 推量を表す〈should have +過去分詞〉

    1. 完了状態を想像:「~してしまったはずである」

      • The Brandons should have arrived in Mexico by now.(ブランドン一家はいまごろはメキシコに着いているはずだ)
    2. 事実に反する結果を表現:「~するはずだったのに」

      • I was very surprised to hear that. She should have gotten an acceptance letter.(私はそれを聞いてとても驚いた。彼女は合格通知を受け取るはずだったのに)

控えめな言い方:断定を避けた表現

  • I should think so.(そうだと思いますけど)
  • This drawing is well painted, I should say.(この絵はうまく描けていると言っておきましょう)
  • We should like to see the apartment.(アパートを拝見したいのですが)

主観的判断や感情の強調表現

  1. It is ~ that  ~  構文の that 節の中で

    1. 主観的判断 〔推定の should〕

      事実かどうかは別として、話し手が頭の中で考えた主観を述べていることを表す。客観的な事実を述べる場合は直接法を使って表す。

      • It is a good thing (that) he should brush his teeth every morning.(彼が毎朝歯を磨くとすればよいことだ)

      仮定法現在《米》を使った構文と区別すること。

    2. 感情の強調

      驚き、喜び、憐れみなどの感情を強調するために使われる。"感情の should" とも呼ばれる。特に感情を強調しない場合は、直接法を選択する。

      • It is surprising (that) you should know a lot about Roman history.(君がローマの歴史についてそんなによく知っているとは驚きだ)
      • It is a pity (that) she should have lost her voice on the day of the audition.(彼女がオーディション当日に声が出なくなってしまったとは気の毒に)
  2. why、who、how 等で始まる疑問文で:感情を強調

    • Why should I be questioned by the police?(なぜ私が警察の尋問を受けなければならないのだ)
    • How [Why] should I know?(そんなこと、知るもんか)
    • Who should come in but the boss himself?(だれが入ってきたかと思ったら、以外にも主任だった)

提案・決定・命令・要望などの表現

《米》では仮定法現在を使うのが一般的。最近は《英》でも仮定法現在が用いられることが多くなったが、くだけた言い方として直接法が用いられることもある。

  1. require、suggest、insist、order などの動詞に続く節の中で

    • The city law requires that the rent (should) be paid by the first day of each month.(契約書では毎月1日までに部屋代を支払う必要がある)
    • I suggested that the meeting (should) be postponed.(私は会議を延期するよう提案した)
    • I insisted that he (should) resign as the boss.(私は彼が議長をやめるよう主張した)
  2. It is ~ that ~  の構文で

    話し手の要求や願望などの意図を間接的に表す。

    • It is necessary that you (should) evacuate the building at once.(君はすぐにこの建物から引き上げる必要がある)
    • It is advisable that people (should) smoke only in the smoking area.(喫煙者は喫煙エリアでのみタバコを吸うことが望ましい)

仮定法の条件節で:「万が一~だったら」

  • If anything of this sort should happen, I wouldn't be surprised in the least.(万一この種のことが起こっても、私は全然驚かないだろう)
  • Should you think it necessary, please take note of the following tips.(もし必要とお考えなら、以下の助言を書き留めてください)

lest、for fear、so that から始まる節の中で

  • Charlie took an umbrella lest it should rain.(チャーリーは雨が降るといけないので、傘を携帯した)
  • I didn't tell her my true identity for fear she should feel betrayed.(彼が怒るといけないので本音は言わなかった)
  • He always looked at his watch so that he should be on time for every appointment.(彼はすべての約束の時間に遅れないよう、いつも時計を見ていた)

形容詞節の中で:仮定法に相当

  • Several healthcare plans are available to those who should care to have one.(ご希望の方にはいくつかのヘルスケアのプランの用意がございます)

間接話法の被伝達部分で

shall が時制の一致で should に形を変えたもの。

  • Mr. Dickens said he should be free this afternoon.(ディケンズ氏は、今日の午後は暇だろうと言った)

これは英語で何と言う?

9時までに家に帰らなくてはいけません。

フレーズフレーズミーはあなたの書いた英文を瞬間添削します。

どんどん書いて英語力アップを目指そう!

ログインするとさまざまな学習機能が使えます。

登録は無料です。

フレーズフレーズミーは英作文を瞬間添削します。
ログインするとさまざまな学習機能が使えます!


登録は無料です。

チャレンジする項目を選んで下さい。



エラー一覧

©株式会社コンテンツアンドシステムズ