無冠詞の基本的な考え方

ある名詞が無冠詞で用いられるのは

  1. 書き手(話し手)と読み手(聞き手)の間に、モノの形の認識に関する共通の了解性がなく
  2. 不定冠詞 a/an をつけるような、形や輪郭のあるものが1つだけという状況でない

ときです。簡潔にいえば単数とはいえない不定なものは無冠詞になります。

無冠詞の用法の例

動詞的な意味を持つ名詞

通常は不定冠詞 a/an をつけて使う場面でも、その名詞の意味に"動き"が含まれる場合、不定冠詞 a/an を使わない場合があります。

動詞的な意味をおびた名詞には、不定冠詞 a/an を使うような単数性が意識されないため、と考えられます。

無冠詞の例

  • I go to school.(学校に通っている)

この文は、単に建物としての学校に行くことではなく、勉強や部活などの活動の場へ参加している、つまり生徒として通学するという行動を表しています。

そのため、school に単数性は感じられなくなるので 不定冠詞 a もつきません。逆に、とある学校に営業のために向かうサラリーマンの場合ならば、go to a school という言い方が適切です。

  • I was ill in bed yesterday.(昨日病気で寝ていた)

この文の bed は、単に寝具としてのベッドではなく、寝るという行為を含んだ表現なので 不定冠詞 a がつきません。

他にも breakfast/lunch/supper/dinner は、食事そのものより、朝昼晩に食べる、ということに力点が置かれるので、単数性が薄まり無冠詞で使われます。

  • I have breakfast at seven every morning.(毎朝7時に朝食を食べます)
  • We had bacon and eggs for breakfast.(朝食にベーコンと卵を食べた)

逆に料理そのものを表す meal には、単数性が意識されるので、冠詞がつくのが普通です。

  • We must have a meal together some time.(近いうちに一緒に食事をするべきだ)

なお、breakfast/lunch/supper/dinner に形容詞がつくと、食べるという行為よりも、料理そのものという側面が強くなるので、単数性が意識され 不定冠詞 a がつきます。

  • After a big breakfast we set out for a hike.(たっぷりの朝食のあと、我々はハイキングに出発した)

これは英語で何と言う?

9時までに家に帰らなくてはいけません。

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