目的を表すto不定詞(~するために)

to不定詞の副詞的用法の中でも、もっともよく使われるのが「~するために」という目的を表すものです。他の用法を表す、特別な目印が無い限り、通常は目的を表すと覚えておくとよいでしょう。

  • He goes to a crammer to study.(彼は勉強するために塾に通っている)

to不定詞の否定は一般的には not to do の形で表しますが、目的を表すto不定詞を否定するには単に not to do ではいけません。

  • (×)He goes to a crammer not to study.

これは、「-しないために...」なのか「-するためではなく...」なのか意味が取りづらくなってしまうからです。上の例文でいうならば、「勉強をしないため塾に通う」のか「塾に通うのは勉強するためではない」のかが曖昧になってしまいます。

このような場合は、目的を表すことが明確な so as to do や in order to の形にしてから否定します。なお、so as to do は堅い文章で好まれる表現です。

  • He goes to a crammer in order to study.(彼は勉強するために塾に通っている)
  • He goes to a crammer in order not to fail the examination.(彼はその試験に落ちないために塾に通っている)
  • He goes to a crammer so as to study.(彼は勉強するために塾に通っている)
  • He goes to a crammer so as not to fail the examination.(彼はその試験に落ちないために塾に通っている)

ただし、「-しないように注意する」という意味の、take care not to do や be careful not to では例外的に not to do の形だけで使うことがあります。

目的を表すには、to不定詞ではなく、so that S will/can/may do といういい方もあります。

  • He goes to a crammer so that he will study.(彼は勉強するために塾に通っている)
  • He goes to a crammer so that he won't fail the examination.(彼はその試験に落ちないために塾に通っている)

結果を表すto不定詞(する結果-)

他に、to不定詞の副詞的用法の中には、「-する結果...」という結果を表す用法があります。

  • We can use light to turn night into day.

は、「夜を昼に変えるために(目的)、光を使うことができる」とも「光を使うことで、(結果)夜を昼に変えることができる」とも理解でき、どちらでも意味はあまり変わらないので、こだわらなくて大丈夫です。しかし

  • I awoke to find myself in a hospital.(目を覚ますと、(結果)病院にいることに気付いた)

は、「病院にいることに気付くために(目的)、目を覚ました」とは理解できません。

以下では、結果だけを表すto不定詞を紹介します。なお、結果の不定詞であることを表す特別な目印については、イタリックで示します。

  • He grew up to be a famous politician.(彼は大きくなって有名な政治家になった)
  • She woke up to find herself in the house alone.(目覚めると彼女は一人でその家にいるのに気がついた)
  • He went to America, never to come back.(彼はアメリカに行ったまま二度と戻ってこなかった)
  • I hurried to the station, only to miss the train.(急いで駅に向かったが、列車に乗り遅れてしまった)

原因や理由を表すto不定詞(-なので、-するとは)

to不定詞の副詞的用法の中には、「-なので、-するとは」という原因や理由を表す用法があります。

原因や理由といっても、なんでも表せるのではなく、surprised(驚いて)や glad(喜んで)のように、感情を表す形容詞などとともに使い、なぜその感情になっているかの説明を加えます。原因や理由の不定詞であることを表す特別な目印については、イタリックで示します。

  • She was surprised to notice that there wasn't a single plate in the kitchen.(彼女は台所に皿が一枚もないことに気付いて驚いた)
  • I am glad to see you.(あなたに会えて嬉しいです)
  • He must be crazy to do such a thing.(そんなことをするなんて彼はどうかしているにちがいない)

これは英語で何と言う?

9時までに家に帰らなくてはいけません。

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